「どうしても早く読んでほしい」
「絶対にすぐ返事がほしい」
こんなとき、タイトルの最初に【至急】とつけることがあると思います。
それ、うまくいっていますか?
あまり頻繁に使うのは、おススメできないですよ。

おススメできない理由1
オオカミ少年になるから。
これは予想できたかもしれませんね。
ちょっとしたことで(又は自分の都合だけで)、「至急」と使っていると、
いずれ相手はあなたの「至急」には、反応しなくなり、
普通のメールと同じ扱いになります。
メールに反応しなくなるだけではなく、
今一つ、信用できないな・・・という印象を与えてしまうこともあります。
おススメできない理由2
他にも同じように書く人はたくさんいるから。
これは結構、意識が及ばないところかもしれません。
ポジションが高ければ高いほど、忙しければ忙しい人ほど、
受け取るメールの数は膨大になります。
中には、「至急」と書かれたメールがいくつもあるでしょう。
そう、あなた以外の人も、「至急」と書いて送っているということです。
どうすれば、早く読んでもらえるのか?
「至急」と書く以外にどんな方法があるのか?
結論から言ってしまうと、
『「タイトル」で相手にしてほしい行動を伝えるようにする』
なのですが、
具体的にいうと、まず、考えてほしいのは、
『そのメールを読んでもらって、どうしてほしいのか?』
ということです。
おそらく、たいていの場合、読んでもらったら終わり、ではなく
何かアクション(返事をもらう)が必要なはずですよね。
「読んでもらう」ことではなく、
「やってほしいこと」にフォーカスして考えましょう。
たとえば、3日以内に返事が欲しいなら、
期限をタイトルに入れて
「【12/15までにお返事をください】」
としたり
「【12/15までにお返事がなければ、掲載の内容で進めます】」
という書き方もできます。
相手への配慮を忘れずに
あなたの都合でなくても、相手に至急アクションを起こしてほしくて
メールした場合、相手への配慮も忘れないようにしましょう。
メールの冒頭に、たとえば
「お忙しいところを大変恐れ入ります。
XXXのため、MM/DDまでに、お返事いただきたくメールしました。
期限までにご回答いただけると大変助かります。よろしくお願いします」
と入れるなどして、気配りをしてください。
冒頭なので、短くて大丈夫です。
最後に重ねてお礼をいってもかまいません。
なぜ、最後だけではなく、最初に入れるのかといえば
そのあと、相手の気持ちが本文を読む前に和らぐからです。
和らいでから、本文を読んでいただくほうが、
きっとお互いにとって、いい結果が生まれますよね。